キャリアデザインの授業の一環として「小さな夢」について考えてもらいました。自分のなりたい職業や人生設計などの「大きな夢」は、もちろん自己形成の上で重要ですが、今回はもっと肩の力を抜いて「ちょっと頑張れば手が届く」目標や欲について改めて確認する授業です。

個人ワークのプリントに沿って「何をしたいか」「いつするのか」を挙げて、それぞれの「難易度」「重要度」を5段階で付けます。そしてその夢の実現に「必要なもの」を記していく、というものです。

たとえば「高級外車に乗りたい」という夢を「30歳までに」叶えたい。難易度は4、重要度は3くらい。必要なものは運転免許や運転技術とお金(一千万円?)……というように書いていきます。

人によっては「人気アーティストのライブコンサートに来年行きたい。重要度5」だったり「検定を卒業までに合格したい。難易度5」だったりと様々です。

こうやって文字に起こして視覚化すると、今の自分は何を欲していてどんな段階にあるのかを整理できるので、定期的にやってみてもいいかもしれません。

今だからこそ挑戦すべきこともあれば、もっと余裕のある大人になってから取り組むべきものもあります。体力や時間のある頃でないと難しい夢、あるいは知識と経験がものを言う夢もあるものです。

小さな夢の積み重ねが自分の未来を形作っていくので、目の前の掴み取りやすい夢からでも、一歩一歩ステップアップしていけると輝かしい未来に繋がるはずです。今回の授業がその助けになったら嬉しいです。